Camino de Santiago(1)

長年思い浮かべていた、サンチャゴ・デ・コンポステーラ(スペインの都市)への巡礼を2019年初夏に実現するべく、準備がスタートしました。

シリーズとして、これからサンチャゴ巡礼をご案内していきます。

先ず、なぜサンチャゴが巡礼の聖地になったのでしょう?
約1000年以上前に遡ること、アルフォンソ2世(792-842)の時代に、聖ヤコブの遺骸が発見された事に端を発しています。

聖ヤコブはすでにスペインの偉大な伝道者であったと信じられていました。何百年もの間、この信念を支持する学術的かつ文学的伝統があったのです。

サンティアゴへの数少ない巡礼者は10世紀に既に記録され、11世紀にはさらに多くの巡礼者が記録されました。特にディエゴ・ゲルミレス大司教(1100-1140)の精力的な推奨によって、中世の巡礼路としてサンチャゴはローマとエルサレムの巡礼に肩を並べるほどとなりました。

巡礼路は、フランス、ポルトガル、スペイン国内から等々、色々とあります。なかでも、もっともポピュラーなルートは、フランスを起点としたフランス人の道です。

1位:フランス人の道(68.10%)パリや他の地を起点とした道
2位:ポルトガルの道(14.92%)リスボンを起点とした道
3位:北の道    (6.4%)スペイン北部の海岸に沿った道